京極夏彦先生のレンガ本は本当にすごい…!現実世界への干渉もすごい!

ふとした弾みで読み始めた京極夏彦先生の「百鬼夜行(京極堂)」シリーズ、「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」ですっかりハマり「邪魅の雫(じゃみのしずく)」まで一気に読みました。どれもこれも面白かったのですが、自分の憑き物が落ちたと感じたのは「鉄鼠の檻(てっそのおり)」、なんだかしてやられた〜って感じになりました。

京極夏彦先生というと妖怪とかオカルトの類の本かと思い、ちょっと嫌厭していたのですがとんだ勘違いでした(とか言いながら小野不由美先生の悪霊シリーズとか実はすき)。「この世には不思議なことなど何もない」という京極堂(※登場人物の一人、古本屋で神主で拝み屋の人)のセリフが物語の土台になっています。なので物語がとんでも展開で破綻する、とかご都合主義で解決するとか、そういうのがまったくないのであります!わぁわぁ。

しかし「絡新婦の理(じょろうぐものことわり)」あたりから物語の煩雑さが途中でこんがらがってしまい…、途中で目潰し魔と絞殺魔が混ざってしまって、あれれとなりながら読んだ覚えがあります。この混乱具合、ほかで経験したのは吉川英治先生の「三国志」くらいかも…。ちなみに読んでる途中で断念した書籍は三国志だけ…。名前の漢字がどんどん誰が誰だかわからなくなってしまい挫折した苦い思い出、登場人物が混ざってしまうとだめだ…!

塗仏の宴(ぬりぼとけのうたげ)」もそうとう裾野の広い物語であった…、これもなんとなく遠い方の記憶になってる。「邪魅の雫」も比較的遠い記憶に…、「陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)」はすごーくすきな感じのお話だったので3回くらい読み返してしまった、おどろおどろしいお話だいすき!

このシリーズのすごいところは内容の濃さだけでなく、京極堂の憑き物落としが理にかなっていて、しかも読み手の憑き物まで落ちてしまうという、現実世界への干渉もすごいです。物語の完成度の高さも言わずもがな。「狂骨の夢」では「反魂の術」を見事な手腕で成功させます、やべーやべー、でもちっとも不思議なことじゃないっていうのがすごいです!何を書いているのだか自分でもわからなくなってきましたが、不思議じゃないのにふっしぎー!関口くん(※登場人物の一人、小説家の先生、たいていこの人の目線で物語がすすむ)みたいに彼岸を行ったり来たりする人は少数なんだなーということも勉強になりました。

まだまだ未発掘の楽しい作品は世の中にたくさんありますね!延々と読書しつづけられる環境が欲しいです!ほら、例えば集中して読書したりすると偏頭痛に繋がったりするから、そーいうのもなしで何十時間でもぶっ通して読書したい〜、あれもこれも読みたい本がたくさんあるよ!

”怪奇”で検索して出てきたフリー素材おいておきます☆